DG細胞の三大理論が
自己再生・自己増殖・自己進化
俗に人間の三大欲求は
食欲・性欲・睡眠欲と言われています
食欲をテーマにした料理漫画は
世に数多くあります
当方の料理原点となっている
ミスター味っ子
蘊蓄を言う快感を教えてくれた
美味しんぼ
漫画もアニメも攻めていた
焼きたて!!ジャぱん
どれも魅力的な作品です
これらの「食」をテーマにした作品の多くが
「作る側」の視点で、その物語が綴られています
できあがった料理を
批評(罵倒もしくは口喧嘩)するシーンは
調理場面よりも魅力的なので
「食べる側」の視点で綴られていると言えますが
純粋に「食べる側=主人公」の食漫画は
少ない…否…皆無に近いと思います(当方が勉強不足なだけ?
そんな中、ありました
一級品の素薔薇しい作品がッ!!
それが喰いしん坊(連載:漫画ゴラク)です!!
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主人公は食べるだけです
それはもう、延々と食べるだけです
主人公が料理するシーンは
カップ麺に湯を注ぐぐらいのもの
喰いしん坊も食漫画の基本である
勝負、勝負、またまた勝負の”流れ”です
一般的な食漫画は
「どちらが美味い料理を作るか?」
ですが
喰いしん坊は
「どちらが、より多く食べられるか?」
が勝利の判定基準であり
喰いしん坊ワールドの価値基準です
この世界では大食い方法を巡り”陰”と”陽”
2つの勢力が日夜、腕…もとい、腹を競い合っています
1つは正道喰い
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出された料理を美味しく、たくさん食べる事を
信条とした一派です
アイアンリーガーで例えるならば
正々堂々と戦うシルバーキャッスルです
もう1つは、大喰いのためなら
勝負のためなら手段を選ばない
邪道喰いです

肉まんやたこ焼き、うな重を
湯で啜り食べたり
ステーキをミキサーに放り込んで
食べる(飲む)という
まあ、すごい連中です(^^;
勝利のために試合前日
一杯食わすことも平気でするナイス集団(てりぶる~
アイアンリーガーで例えるならば
勝つため、目立つためならなんでも有りのダークプリンス
邪道喰い集団(OKFF)は
気持ちよいくらい
勝つためには手段を選ばないです
その2大勢力の争いに
平凡(?)な大食いサラリーマンが
巻き込まれてしまう…これが大筋の流れです
この漫画の面白いところは
食漫画に対する方向性だけでなく
魅力的な人物が言い放つ名言の数々です
幽門が開いたぜっ!!や
邪道返し!!は、食事のときに
ついついマネしたくなります(当方だけ?
出てくる登場人物全員が
食に対して
なみなみならぬ信念
否、信仰心を持った”食”の狂信者です
自分の弁当をとられそうになり、睨みをきかせる受刑者
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羊羹を仁王立ちで喰う漢
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他にも魅力的な登場人物が目白押しです♪
面白い漫画なのですが
なぜか雑誌も単行本も
書店になかなか置いてないのが玉に瑕
もし、どこかでこの漫画を見かけたら
騙されたと思って読んでみてください♪