2014/01/27

実験報告

細胞の段階で生物Aの脳を抽出し、生物Bの受精卵へと移植、
成長の結果、外見上生物Bそのものではあったが、その頭部周辺には生物Aの羽毛が見られ、又、発声法もAのものであった。ただし、機関は生物Bのものを使用している。

固体の行動様式を決定するものが「脳」であると限定すれば、この生物はまさしくAという事になるが、B本体内の免疫はAの細胞郡、すなわち「脳」を外敵(非自己)とし、排除する働きにより破壊した、いわゆる「免疫的自己」である。AでもありBでもある矛盾を持ったこの混合生命体キメラは、10時間後眠るように死亡した。

追記:以上の結果からみて、「艦むす」もその例外ではなく、短命種である事が予想される。


*実験報告